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Socially Engaged expression-Related Education of Arts and Literature
文学と芸術を通じた地域社会参画型表現教育プログラム
新井千裕『図書館の女王を捜して 』
【書誌情報】
この作品は、新井千裕によって書き下ろされた長編小説です。
【市川中央図書館の配架情報】
図書館の女王を捜して
新井 千裕/講談社,2009年
請求番号:X913.6/ア
ホラーではない、あなたの身近にあるようなファンタジー
そこに在る図書館は神秘的だった
作品解説
妻は「花畑」のような図書館を愛し、「蜜を吸う蝶」のように本を求めた、亡くなる前までは……。
読書家の妻を失った夫は、仕事を辞めて「何でも屋」として無気力に働く毎日。
そこに現れた美しい女性から、夫はデッサンのモデルを依頼されて引き受ける。
すると、謎の画家が現れ、夫をモデルとしてデッサンする。そこには、彼の「背後霊」が描かれていた。
後日、女性から自宅に招かれた夫は、そこで妻の形見であるはずの「蝶の形の栞」を発見する。
さらに謎の画家が描いた彼女の例の似顔絵を覗くと、そこにはなんと妻の霊が描かれていた。
しかし、霊の声が聞こえるという盲目の男性は「あの画家は嘘をついているかも」と言う。
なんとかして夫は真相を掴もうとするが……。
果たして夫は妻と再会することができるのか。
記述:T.S
作品に関連した場所
本作に登場する図書館。実は市川市中央図書館がモデルとなっています。
著者の新井氏は、エッセイ「散歩とカツ丼」(『本』34巻9号、2009年4月。後に日本エッセイスト・クラブ編『散歩とカツ丼』〔文藝春秋、2010年〕所収)において、永井荷風が晩年を過ごしていた市川市にある図書館をモデルにして書いたと述べています。
作中ではその図書館を、妻は上記のように「花畑」に、夫は「霊園」にたとえています。なぜ霊園なのでしょうか。
続きは〈市川市中央図書館の中で〉本作をご覧くだ さい。
📍市川市中央図書館
〒272-0015
千葉県市川市鬼高1丁目1番地4号
生涯学習センター内
👣JR総武線本八幡駅、または下総中山駅より
徒歩約15分
👣京成鬼越駅より
徒歩約13分
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